洋酒を使ったお菓子のアルコールは、残るのですか
洋酒のお菓子、アルコールは実は残ります
結論から。残ります。種類や作り方によって残る量は変わりますが、まったく無くなるわけではありません。
- 加熱すればアルコールが飛ぶのでは?
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お菓子には大きく分けて二つの作り方があります。
- 生地に混ぜて焼く菓子(ブランデーケーキなど):オーブンで加熱される機会があるため、ある程度は飛びます。ただし全部は飛びません
- 焼いた後にシロップを含ませる菓子(ババ・オ・ラム、サヴァランなど):シロップを加えたあとは加熱しないため、アルコールが飛ぶ機会がほとんどありません
ババ・オ・ラムは後者にあたります。焼き上がった生地にラム酒入りのシロップを染み込ませて仕上げるお菓子のため、「洋酒菓子」とひとくくりにはできません。
- どのくらい残るものですか
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一般的な調理条件での実験値として、以下の目安があります。
調理・加工の条件 アルコール残存率の目安 沸騰した液体に加え、すぐ火から外す 約85% フランベ(表面で燃やす) 約75% 加熱せず、一晩置く 約70% 25分焼く(混ぜ込まない) 約45% 混ぜ込んで15分加熱 約40% 混ぜ込んで30分加熱 約35% 混ぜ込んで1時間加熱 約25% 混ぜ込んで1時間半加熱 約20% 混ぜ込んで2時間加熱 約10% 混ぜ込んで2時間半加熱 約5% 出典:United States Department of Agriculture, “Table of Nutrient Retention Factors, Release 6″(USDA Nutrient Data Laboratory, Agricultural Research Service, 2007)
2時間半煮込んでも、5%は残ります。「加熱すれば消える」というのは正確ではありません。そしてババのような含浸菓子は、この表の上の方——焼いた後にシロップを含ませ、そのあとは加熱しないため、70%以上が残ると考えられる位置にあります。
この表は一般的な調理条件での実験値です。使う洋酒の量や度数、加熱の有無と時間、保存状況によって、実際の菓子ごとに残る量は変わります。あくまで目安としてお読みください。
- こどもに食べさせてもよいですか
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お控えください。
少量ならという条件はつけられません。お子様は体重が軽く、アルコールを分解する力もまだ発達の途上にあるため、大人と同じ基準では考えられません。
実際に、公的機関が行った調査でも、洋酒を使った市販の菓子類の中には想定より高い濃度のアルコールを含むものがあり、小さなお子様が誤って口にして体調を崩した事例が報告されています(名古屋市生活科学センター調査)。ババ・オ・ラムに限らず、洋酒を使ったお菓子全般に共通する注意点です。
心配なことがあれば、小児科医にご相談ください。
洋酒を使っていない当店の他のお菓子もご案内できますので、そちらをお楽しみください。
- 妊娠中・授乳中ですが、食べても大丈夫でしょうか
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お控えください。
判断に迷う場合は、かかりつけの医師にご相談ください。
「これくらいなら平気」とはお伝えできません。医学的な判断は、医師に委ねるべきことです。
- このあと車を運転するのですが
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お控えください。
含浸菓子はアルコールが残るため、召し上がった状態での運転は避けてください。「何個までなら大丈夫」という基準はお伝えできません。運転のご予定がなければお持ち帰りいただき、運転の予定がないときに召し上がることをおすすめします。
- 体質や事情でお酒を避けているのですが
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お控えいただくのが安心です。
体質、信条、治療中、あるいはお酒そのものを断っている——理由は何であれ、洋酒を使ったお菓子には洋酒が入っています。この点は、はっきりお伝えしておきたいと思います。デザートだからと油断して口にしてしまうことは、実際に起こりうることです。
- 洋酒の入っていないお菓子はありますか
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あります。
当店には洋酒を使っていない商品もございますので、スタッフにお申し付けください。控えていただく方にも、何か楽しんでいただけるものをご用意しています。
- お薬を服用中なのですが
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医師または薬剤師にご相談ください。
お薬とアルコールの組み合わせについては、こちらでは判断できません。気になる場合は、処方元やかかりつけの薬局にご確認ください。
