「知らない町のお菓子にフランス菓子の真髄を見る」
京都の八ツ橋、広島にもみじ饅頭、伊勢は赤福。歴史ある町にはお菓子がつきもの。
フランスでもパリのマカロンやボルドーのカヌレなど、お菓子の魅力は町の魅力の一つ。
お菓子の国フランスには名を知られていない地方の町にも歴史を感じつつ素敵なお菓子が。
あなたはここで、旧いお菓子に新しさを発見する。
フランスの地方菓子『ケーキ編』
ファー・ブルトン
Far breton
クレープ発祥の地として有名なブルターニュ地方のお菓子。厚焼きのクレープのような生地にプルーンが入っています。
プチ・ラパンでは世界的名産地であるフランスアジャン産のセミドライプルーンを紅茶で戻して使用しています。さらにこの紅茶はドイツの一流メーカーロンネフェルト社のセイロンティー「イングリッシュ・ブレックファスト」最高の組み合わせです。
ミルリトン・ド・ルーアン
Mirliton de Rouen
ノルマンディー地方のルーアンで作られる素朴なパイ菓子。あまりに素朴すぎて、現地でもあまり見られなくなっている。ノルマンディーはフランス北部に位置する地域。酪農が盛んでチーズやクリームが美味しいだけに、このおケーキにもたっぷりクリームが使われている。
プチ・ラパンのミルリトンにも日本の酪農王国、北海道産のクリームをたくさん使用しています。生クリームたっぷりの軽めのアーモンドクリームと発酵バターたっぷりのパイ生地がベストマッチなケーキです。
コロンビエ
Colombier
南仏マルセイユの宗教菓子。パントコート(聖霊降臨祭)というお祭りの際に食べられるケーキ。ガレット・デ・ロワのようにコロンブと呼ばれる陶器製やプラスチック製の白いハトを埋め込む。当たった人は一年以内に結婚すると言われている。
プチ・ラパンのコロンビエはビターな香りが特徴のカリフォルニア産セレクトタイプのアーモンドパウダーをたっぷり使用して作っています。チェリーやオレンジの砂糖漬けが南仏らしさを演出しています。
トゥルトー・ポワットヴァン
Tourteau Poitevin
フランス西部ポワトゥー地方のお菓子。表面をつややかに真っ黒に焼き上げた姿がトゥルトー(渡り蟹)の甲羅に似ていることから命名されている。通常は特産であるヤギのチーズを使用して作られる。
プチ・ラパンでは仕入れ価格と食べやすさから牛の乳から作るフレッシュチーズ「フロマージュブラン」を使用しています。とてもあっさりしたチーズケーキですので、表面のおこげの苦みがアクセントとして有効に働いています。(現地でもおこげぶぶんを剥がして食べる若い子もいるそうですが。。。もったいない)
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 【京都レトロモダン企画】プチ・ラパンのフランス菓子紀行『ケーキ編』はこちら […]